「少ししみるけれどそのうち治まるだろう」「前は痛かったのに最近は痛くなくなった」と、虫歯かもしれない歯をそのままにしていませんか。
虫歯は、穴があくほど進むと自然には治りません。痛みがなくなっても、治ったとは限らない場合があります。
福岡市東区千早、香椎宮前駅から徒歩1分のチロル歯科です。今回は、虫歯を放置したときに起こりうる症状やリスクと、毎日できる予防方法をご紹介します。
初期の虫歯と進んだ虫歯の違い
ごく初期なら再石灰化で進行が止まる場合があります
虫歯は、お口の細菌が糖分から作る酸によって、歯の表面が溶けること(脱灰)から始まります。一方で、だ液には溶けた成分を歯に戻す働き(再石灰化)があります。
歯の表面が白く濁って見える程度のごく初期の段階では、歯垢(プラーク)をためないようにしフッ素(フッ化物)を上手に使うことで、再石灰化により進行が止まる場合があります。[1・2]
穴があいた虫歯は、自然には治りません
脱灰が再石灰化を上回る状態が続くと、歯に穴があきます。穴があいた虫歯は、細菌が入り込んだ部分を取り除き、詰め物などで補う治療が必要になります。[1]
見た目では初期か進んでいるかを判断しにくいため、気になる歯があれば歯科医院で確かめることが大切です。
放置するとどんな症状が出る?
虫歯が進むにつれて、次のような症状が出ることがあります。症状の出方には個人差があります。
- 冷たいものや甘いものがしみる
- 何もしなくてもズキズキ痛む
- 噛むと痛い、歯ぐきが腫れる
- 歯が欠けたり崩れたりする
- 口臭が気になる
虫歯が神経まで進むと強い痛みが出ることがあります。さらに進むと歯の根の先に膿がたまり、歯ぐきが腫れる場合もあります。[1]
痛みがなくなっても治ったとは限りません
強い痛みがあったのにしばらくして痛みが治まることがあります。これは、虫歯が治ったのではなく、歯の神経が弱ったり働きを失ったりして、痛みを感じにくくなっている場合があります。
この状態でも、虫歯や歯の中の細菌は残っていることがあり、根の先で炎症が続いたり、あとから腫れや痛みが出たりすることがあります。「痛くなくなったから大丈夫」と判断せず、一度歯科医院でご相談ください。
放置することで起こりうるリスク
治療が複雑になり通院の回数が増える場合があります
初期であれば小さな治療で済むことが多い虫歯も、神経まで進むと、歯の根の治療(根管治療)が必要になることがあります。治療に時間がかかり、通院の回数が増える場合があります。
ほかの歯やかみ合わせにも影響することがあります
虫歯の原因となる歯垢がたまりやすい状態が続くと隣の歯など、ほかの歯にも虫歯ができることがあります。また、歯が崩れたり失われたりすると、かみ合わせや食事のしやすさに影響することがあります。
歯を残せなくなる場合があります
虫歯が大きく進み歯の根だけが残るような状態になると、歯を残すことが難しくなり、抜歯が必要になる場合があります。
なお、お口の健康と全身の健康には関わりがあると言われています。毎日のケアと定期的なチェックで、お口の状態を整えておくことが大切です。
虫歯を防ぐために毎日できること
フッ素入り歯みがき粉で1日2回の歯みがき
フッ素(フッ化物)には、歯の再石灰化を助け歯を酸に強くする働きがあります。歯科の学会では、フッ素入りの歯みがき粉を使い、寝る前を含めて1日2回歯をみがくことがすすめられています。
歯みがき粉の量やフッ素の濃度は、年齢によって目安が異なります。歯みがきのあとのうがいは、少なめの水で1回程度にすると、フッ素がお口に残りやすくなります。[2・3・4]
間食のとり方を見直す
甘いものや飲み物をだらだらと口にしているとお口の中が酸性に傾く時間が長くなり、歯が溶けやすい状態が続きます。間食の時間と回数を決めるなど、とり方を工夫しましょう。[3]
定期検診とクリーニングで早めに見つける
歯と歯の間や詰め物の周りなど、ご自身では見えにくい場所の虫歯は、気づかないうちに進むことがあります。定期検診で早めに見つけることができれば、軽めの治療で済む場合があります。
定期検診の内容や通う間隔については、こちらの記事でご紹介しています。
千早・香椎で、虫歯が気になる方へ
「しみる」「痛みがあったけれど治まった」など、気になる歯があるときは、早めにご相談ください。痛みがないときも、定期検診でお口の状態を確かめていきましょう。
チロル歯科での虫歯の治療については、虫歯治療のページでご案内しています。
チロル歯科
福岡市東区千早5-12-11 ロング21-2F
西鉄「香椎宮前駅」から徒歩1分
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ご不明な点は、お問い合わせページからお気軽にご連絡ください。
参考資料
- 日本歯科医師会 テーマパーク8020「むし歯」 https://www.jda.or.jp/park/trouble/index02_03.html
- 日本歯科医師会 テーマパーク8020「第1章 フッ化物によるむし歯予防」 https://www.jda.or.jp/park/prevent/index05.html
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「歯・口腔の健康 / むし歯予防」 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary-summaries/h-caries
- 日本口腔衛生学会ほか4学会「う蝕予防のためのフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法【普及版】」 https://www.kokuhoken.or.jp/jsdh/news/2023/news_230303.pdf